当科における研究活動

医学の進歩のためには病気の原因や治療に関する研究活動を行うことが必要です。当院では大学ですので、このような研究活動を推進し医学の進歩に貢献することは私達の責務でもあります。研究活動には細胞や遺伝子を用いた基礎研究から患者さんのデータなどを用いた臨床研究があります。当科では幾つもの研究を行っていますが、特に臨床研究の面では、患者さんの検査・手術の画像やその後の経過などのデータなどを使わせて頂いたりということをお願いすることもあるかもしれませんが、その際にはどうぞ宜しくお願いします。このような研究は倫理委員会を経て行われるもので患者さんの不利益にならないように十分な配慮がなされています。また、事前に十分な説明をおこなせていただきます。

また以下の研究リストにご参加頂いている患者さんが、研究に参加されるのをやめたいと思われた際には下記メールまでご連絡下さい。

 

連絡先:福岡大学消化器外科医局

fukudaishoukakigeka■gmail.com ("■"を”@”に変えてください)


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臨床研究とは

ある治療が患者さんの病気を治したり、症状を改善するのに有効かどうかなどを調べるのが臨床研究です。たくさんの治療方法が日々開発されており、実際に行われていますが、本当にそれが患者さんのためになっているのかどうかはしっかりデータを検証する必要があります。患者さんの治療に関連したデータも個人情報になりますので、それを利用するにはご本人の許可が原則必要になります。私達も多くの臨床研究を行っております。当科で加療される患者さんにはぜひご協力いただけますようにお願い致します。


オプトアウトについて
  • 「オプトアウト」とは、平成29年5月30日施行の改正個人情報保護法の研究倫理指針において、「診療情報等の情報のみを用いた研究」等についてはインフォームド・コンセントを省略する代わりに、研究情報をホームページなどで通知・公開し、研究対象者等が拒否できる機会を保障する方法のことです。
  • 情報のみを用いる研究の対象になることを希望されない場合は、匿名化したデータを削除いたしますので、研究担当責任者までご連絡ください。
  • 当科で行っている研究の詳細に関しては以下のリンクから検索可能ですのでご参照ください。(福岡大学医学部で実施中の医学系研究の情報公開文書

基礎研究とは

直接患者さんと関わるわけではありませんが、細胞や薬剤、遺伝子などの実験を通じて病気の治療に結びつけようとするのが基礎研究です。最近では基礎研究の結果が直接患者さんの診療に結びつくことも多くなってきています。福岡大学消化器外科でもこのような基礎研究を幾つか行っております。